健康トピックス ~高血圧~

高血圧

高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に血圧の数値が上昇する状態が続くことを言います。寒さを感じたり運動など身体を動かした際の一時的な血圧の上昇は高血圧とは言いません。

一般な治療の目標として75歳未満は診察室血圧で130/80mmHg未満、75歳以上でも140/90mmHg未満を目標とします。

高血圧の治療法には 
①生活習慣の修正による治療(日常生活の改善)
②薬物療法

の2種類が存在します。

①生活習慣の修正による治療

生活習慣の修正は高血圧の治療法としてだけでなく、高血圧との合併症によって生じる脳卒中や心疾患を防ぐことにもつながります。

生活習慣の修正として以下の点が推奨されます。

(Ⅰ)食塩の制限:1日6g以下

(Ⅱ)野菜や果物の摂取、コレステロールや飽和脂肪酸の制限

(Ⅲ)適正体重の維持:BMIで25を超えない  ※BMI = 体重kg ÷ (身長m)2

(Ⅳ)アルコール制限

(Ⅴ)禁煙

(Ⅵ)適度な運動(歩行、ジョギング、ランニング、水泳といった有酸素運動)、十分な睡眠

②薬物療法

降圧薬といった薬物療法は血圧を下げる療法です。
降圧薬には以下の薬があります。

(Ⅰ)ACE阻害薬:アンジオテンシンを抑えることで血圧の上昇を抑えます。

(Ⅱ)ARB:アンジオテンシンという血圧や心臓、腎臓に関係するホルモンの作用を抑えて血圧の上昇を抑えます。

(Ⅲ)カルシウム拮抗薬:血管へのカルシウムイオンを減らすことで、血管を拡張させ血圧の上昇を抑えます。

(Ⅳ)利尿薬:腎臓から塩分と水を出すことで血圧の上昇を抑えます。

(Ⅴ)α遮断薬:交感神経の血管への作用を抑えることで、血圧の上昇を抑えます。

(Ⅵ)β遮断薬:主に交感神経の心臓への作用を抑えることで、血圧の上昇を抑えます。

このように降圧薬には様々な種類があるため、他の病気との組み合わせや患者さんの状態などに合った薬が処方されます。また処方された薬の副作用など不安な点については医師・薬剤師にご確認下さい。

しかしながら降圧薬は高血圧の原因を治すわけではありません。降圧薬はあくまで血圧を下げる薬です。生活習慣の改善を行わければ血圧を下げるのにも限界があります。

降圧薬と生活習慣の修正を組み合わせることで高血圧は抑えることができます。

おわり

高血圧は怖い病気です。自覚症状などもなく、脳卒中や心疾患、腎不全といった病気を引き起こす原因となります。

皆さんが健康に暮らしていけるように、日々の運動や睡眠など健康習慣に気を付けていくことが最も重要な鍵となります。

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